家の中でパソコンやスマホ、プリンタなどすべてがWi-Fiでつながっているという家庭は多いでしょう。データのやり取りをする際に有線だった時代を経て、無線に移行しています。
一眼レフカメラもしかり。最近はWi-FiSDカードを利用してスマホに転送できるしくみがあります。
▼そもそもWi-Fiって?
無線で通信する際にお互いの端末が問題なく接続できるしくみ。自宅で環境を整えるには、Wi-Fiルーターを導入する必要があります。
有線コードがないため、家中どこでも接続できますし、同時に複数台接続が可能です。各ルータにはパスワードを設定するのでセキュリティも安心。
近年、駅や公共施設ではパスワード無しで接続できる無料Wi-Fiも普及してきています。
▼Wi-Fi機能付きSDカード
一般的には、microSDカードをSDカードのアダプタに差して使うことが多いでしょう。そのSDカードアダプターの部分にWi-Fi機能が付いています。
そうすれば、今まで使っていたmicroSDカードも使えますし、そのままカメラに差して使うことができます。
▼スマホにアプリを入れて設定。
スマホに専用アプリをダウンロードし、カメラに入れたWi-FiSDカードをWi-Fiルータにつなぐ設定をします。アプリはそのまま入れておいてOK。一眼レフで撮影した画像をスマホに転送する際に使います。
▼SNS時代には便利
本格的な写真をSNSにアップしている人は、スマホのカメラは使わないケースがほとんど。
いくら高性能のスマホカメラとはいえ、まだまだ一眼レフの画像を超えることは不可能なのです。
ですから、一眼レフカメラで撮影した画像をスマホに転送してSNSにアップする、という手順を踏みます。
▼難点は転送速度が遅いこと
一眼レフカメラで撮影した画像はかなり解像度が高く、一枚で5Mくらいするものもあります。それをWi-Fiで転送するのはかなり時間がかかるもの。1枚ならいいですが、まとめて何枚も転送するとじれったくなってしまうかもしれません。
こんな時は一眼レフカメラとパソコンを転送するケーブルを使ったほうが便利。格段に速く転送ができます。
一眼レフカメラにWi-FiSDカードを入れて使う場合でも、PC接続ケーブルも準備しておくことをおすすめします。